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スイス発のランニングブランドOnは、シューズの印象が強い一方で、TシャツもCore-Tの7,700円からZero-T Breatheの15,400円まで価格帯が大きく開いています。公式ストアの「ランニングトップス&Tシャツ」を開くと似た名前のモデルが並んでいて、「どれが練習向けで、どれがレース向けなのか」「1万円を超えるTシャツを買う意味はあるのか」で手が止まる人は少なくありません。
先に結論をお伝えすると、週2〜3回のジョグが中心の市民ランナーならCore-T(7,700円)かOn Run-T(8,250円)で十分です。夏の高強度練習やレースで汗の処理まで求めるならPerformance-T(10,450円)が基準になり、ジェルを背中に入れたい人はUltra-T(12,100円)が候補に入ります。差が出るのは価格よりも「素材」「フィット」「コンディション(想定気温)」の3つです。
この記事では、On公式サイトに掲載されている素材表・フィット表記・特長をもとに、ランニング向けを中心とした7モデルを比較し、サイズ選びや洗濯で失敗しないポイントまでまとめました。
・on tシャツ7モデルの価格・素材・フィットの違い
・ジョグ用とレース用で選ぶべきモデル
・タイト/レギュラー/リラックスのサイズ選びの注意点
・長持ちさせる洗濯方法と買う前のチェック項目
on tシャツは何が違う?7モデルの価格・素材・フィットを一覧で比べる

まずは全体像です。On公式オンラインストアのランニングトップス一覧から、半袖Tシャツの代表7モデルを抜き出し、商品ページの素材表とフィット表記を並べました。
7モデルの早見表:7,700円から15,400円まで
結論から言うと、Onの半袖Tシャツは「日常ジョグ用」「高機能ラン用」「普段着寄り」の3グループに分けると迷いません。下の表は、On公式サイトの各商品ページに記載された価格・素材・フィット・コンディションをまとめたものです。
| モデル | 価格(メンズ) | 主素材 | フィット | コンディション |
|---|---|---|---|---|
| Club-T | 6,600円 | コットン100% | リラックス | 暖かい時 |
| Core-T | 7,700円 | ポリエステル92%、エラスタン8% | レギュラー | オールシーズン |
| On Run-T | 8,250円 | ポリエステル100% | レギュラー | 暖かい時 |
| Performance-T | 10,450円 | 前身頃ポリエステル90%・エラスタン10% | タイト | 暖かい時 |
| Performance Volt-T | 11,000円 | ポリエステル90%、エラスタン10% | リラックス | 暖かい時 |
| Ultra-T | 12,100円 | ポリエステル85%・エラスタン15% | タイト | 暖かい時 |
| Zero-T Breathe | 15,400円 | ポリエステル69%、エラスタン31% | リラックス | 暖かい時 |

表を見ると、価格が上がるほどエラスタン(伸縮素材)の比率が高くなる傾向があります。Core-Tのエラスタン8%に対し、Zero-T Breatheは31%です。伸びる素材が多いほど腕振りや前傾姿勢で生地が突っ張りにくくなります。ただし、伸縮性が高い生地は洗濯や乾燥機の熱に弱い面もあるので、扱い方は後半で触れます。
「コンディション」表記は想定気温のヒント
Onの商品ページには「コンディション」という項目があり、「暖かい時」「オールシーズン」「寒い時」の3段階で想定シーンが示されています。半袖Tシャツの多くは「暖かい時」ですが、Core-Tだけは「オールシーズン」です。On公式の説明では、オールシーズンは吸湿速乾性と体温調節機能を兼ね、単独での着用にもレイヤリングにも使える製品とされています。
この表記が役に立つのは、秋冬に長袖やウインドブレーカーの下に着る1枚を探すときです。暖かい時向けのモデルは通気性を優先した設計なので、気温が下がる時期に単体で着ると汗冷えしやすくなります。逆にCore-Tは重ね着の土台として使いやすく、1年を通して出番があります。
注意したいのは、この表記が数値の気温を示しているわけではないことです。同じ「暖かい時」でも、背中全面メッシュのUltra-Tと、ポリエステル100%のOn Run-Tでは風の抜け方が違います。表記はあくまで入口と考え、素材表や特長欄の「メッシュ」「ジャカード柄」といった記述まで読むと選び間違いが減ります。
フィットは3種類、同じMでも着丈と身幅の感覚が変わる
Onのアパレルは「レギュラー」「リラックス」「タイト」の3つのフィットに分かれています。公式の定義では、レギュラーは体にまとわりつかない快適なフィット、リラックスはややオーバーサイズのカジュアルな着心地、タイトは体にぴったり沿い動いてもめくれたりズレたりしないフィットです。
ランニングで差が出るのは、汗をかいた後の肌離れです。タイトなPerformance-TやUltra-Tは体に沿う分だけ生地のバタつきが少なく、ゼッケンを付けても揺れにくいのが利点です。レギュラーのCore-Tは普段のジョグで締め付けを感じたくない人向け、リラックスのPerformance Volt-TやZero-T Breatheは、高機能素材を使いながらゆったり着たい人向けという位置づけです。
弱点もはっきりしています。タイトは体型が出やすく、お腹周りが気になる人には着心地以前に心理的なハードルがあります。リラックスは走ると生地が揺れ、ハーフ以上の距離では脇や二の腕の擦れにつながることもあります。全モデルとも公式表記は「表記通りのサイズ」なので、普段のサイズを基準にしつつ、フィットの種類で選ぶのが近道です。
1万円を超えるTシャツに価値はある?素材と縫製の中身を読み解く
Onの高機能Tシャツは1万円を超えます。量販店のランニングTシャツと比べると強気の価格ですが、何にお金を払っているのかを公式情報から分解してみます。
On DryTecは「水蒸気の逃げ道」をつくる生地
Performance-TやPerformance Volt-T、Zero-T Breatheに使われているのが、Onが「On DryTec」と呼ぶ素材です。On公式の説明では、スイスで開発したこのファブリックは糸の繊維のあいだに微細な隙間があり、水蒸気がそこを通って肌から生地表面へ逃げていく仕組みとされています。汗の発散が早く、ドライな状態が続くというのが売りです。
この仕組みが効くのは、汗の量が多い夏場のポイント練習や、レース後半で汗が止まらない場面です。汗が肌と生地のあいだに溜まると、生地が肌に張り付き、重さと擦れの原因になります。肌離れが良いことは、30km以降の不快感を減らすという意味で走りに直結します。
一方で、ジョグ30分程度で汗の量がそれほど多くない人や、冬場に重ね着の中に着る人にとっては、この差を体感しにくいのも事実です。高機能素材の恩恵は「汗をたくさんかく条件」でこそ生きるので、自分の練習環境を思い浮かべてから価格に見合うか判断してください。
縫い目のテープ接着が擦れを減らす
Performance-Tの商品ページには「縫い目はすべてテープ接着」「接着加工の裾と目立たないシームで不快感を軽減」と書かれています。Ultra-Tも「すべての継ぎ目はテープ加工でフラット」「肩部分に縫い目がない」と明記されています。縫い代の段差がない分、肌に当たる硬い部分がなくなります。
ランナーにとってこれが効くのは、肩と脇です。リュックを背負って走る通勤ランや、汗で濡れた状態で長時間腕を振るフルマラソンでは、縫い目の凸部分が同じ場所を何千回も擦ります。肩に縫い目がないUltra-Tは、ランニングリュックのショルダーベルトが当たる位置の不快感が出にくい設計です。
ただし、テープ接着は熱に弱いという性質があります。乾燥機の高温やアイロンで接着部分が浮くことがあるため、公式のお手入れ表示でも「アイロン不可」「タンブラー乾燥不可」となっています。手間をかけられない人には、縫製タイプのCore-TやOn Run-Tのほうが気楽に付き合えます。
背面メッシュと反射材は「夏と夜」に効く装備
Performance-Tは背面にメッシュを配置し、空気の循環を促す設計です。Ultra-Tは背面全体がメッシュ生地になっています。さらにPerformance-T、Performance Volt-T、Ultra-T、Zero-T Breatheには反射ディテールや反射ロゴが付いています。
背中は汗が集中しやすく、リュックやハイドレーションベストで覆われる部位でもあります。ここが通気する設計かどうかで、夏の朝ランの快適さは変わります。反射材は、日の短い秋冬の仕事帰りランで車のライトを受けたときに存在を知らせる役割があります。
注意点として、Tシャツの反射材は面積が小さく、それだけで夜道の安全が確保できるわけではありません。夜に走る人は、ライトや反射ベストと組み合わせて考えてください。また、メッシュ部分は引っかけに弱いので、マジックテープ付きのポーチと一緒に洗うと毛羽立つことがあります。
・Performance-T:On DryTec素材/縫い目はすべてテープ接着/背面メッシュ/反射ディテール
・Ultra-T:背面全体がメッシュ/肩に縫い目なし/ジェルが入るバックポケット/反射ロゴ
・Zero-T Breathe:On DryTec素材/通気孔として機能するジャカード柄/小さな反射材
(出典:On公式 Performance-T商品ページほか)
普段のジョグ用ならどれ?Core-T・On Run-T・Club-Tの違い

週に数回、キロ6〜7分で30〜60分走る人にとって、毎回1万円超えのTシャツを着る必要はありません。ここでは1万円以下の3モデルを比べます。
Core-Tは一年中着られる「最初の1枚」
Onで1枚目を買うなら、Core-T(7,700円)が基準になります。素材はポリエステル92%、エラスタン8%で、フィットはレギュラー、コンディションはオールシーズンです。公式の特長には「生地の重さを感じない軽量素材」「天候を問わず一年中活躍」とあり、ウィメンズも同じ7,700円です。
レギュラーフィットなので、体型を拾いすぎず、ランニング後にそのままカフェに寄っても浮きません。単色カラー中心で、ショーツやタイツの色を選ばないのも使い勝手が良い点です。冬は長袖やウインドブレーカーの下に、夏は単体で着られるので、着用回数で割るとコストパフォーマンスは7モデルの中でも上位に入ります。
デメリットは、On DryTecやテープ接着といった高機能装備がない点です。真夏のインターバル走で大量に汗をかくと、生地が肌に張り付く感覚は高機能モデルより出やすくなります。夏のポイント練習が多い人は、Core-Tをジョグ用、もう1枚を高機能モデルにする2枚体制がおすすめです。
On Run-Tは「速乾×グラフィック」で普段着にもなる
On Run-T(8,250円)は、ポリエステル100%の生地にOn DryTecテクノロジーを使ったIllusonファブリックを採用したモデルです。公式では、優れた通気性と吸湿速乾性に加え、自然な生地感とやわらかさを持つと説明されています。フィットはレギュラーで、ランカルチャーに着想を得たグラフィックが入っています。
Core-Tとの違いは、見た目と季節です。On Run-Tはコンディションが「暖かい時」で、夏寄りの設計になっています。グラフィックがある分、ランニングイベントや旅ランのように「走った後も人と会う」場面で映えます。綿のTシャツに近い風合いを求めつつ、汗で重くなるのは避けたい人に向いています。
注意したいのは、プリント部分は生地より通気性が落ちやすいことです。胸に大きなグラフィックがあるモデルは、真夏の長距離では胸元に汗がこもる感覚が出ることもあります。また冬の単体着用には向かないので、オールシーズン使いたい人はCore-Tを選んだほうが無駄がありません。
コットン100%のClub-Tは走らない日の1枚
Club-T(6,600円)は、素材がコットン100%のモデルです。用途表記は「トラベル リカバリー オールデイ」で、公式でもオフタイムや旅行におすすめと書かれています。つまり、ランニング用というよりは、Onのロゴを普段着として楽しむためのTシャツです。
実は、このモデルを「レース後の着替え」として選ぶランナーは理にかなっています。ゴール後は汗で濡れたウェアを脱ぎ、肌触りの良い乾いた服に着替えたほうが体が冷えにくく、移動中も快適です。リラックスフィットなので、筋肉が張った状態でも着脱しやすいのも利点です。
ただし、コットンは汗を吸うと乾きにくく、重くなります。Club-Tで5km以上走ると、生地が濡れて肌に張り付き、冬なら汗冷えの原因になります。「Onのロゴが入っているからランニング用」と思い込んで買うのは避けてください。走る用途ならCore-T以上を選ぶのが基本です。
| 1万円以下モデルのメリット | 1万円以下モデルのデメリット |
|---|---|
| Core-Tはオールシーズンで着回せる レギュラーフィットで体型を拾いにくい 普段着として違和感が少ない | テープ接着や背面メッシュがない 夏の高強度練習では張り付きやすい Club-Tはコットンなので走行には不向き |
ジョグ用で失敗しやすいのは「Club-Tで走る」パターン
ジョグ用の1枚選びで多い失敗が、価格の手頃さとロゴのデザインでClub-Tを選び、走り始めてから汗の処理に困るケースです。8月の朝6時台でも汗の量は多く、コットンのTシャツは10分ほどで濡れて重くなり、乾くまで時間がかかります。
原因は「On=ランニングブランドだから全アイテムが走る用」という思い込みです。On公式の一覧では、Club-Tの用途は「トラベル リカバリー オールデイ」と書かれていて、ランニングの表記はありません。商品名だけでなく、用途表記と素材表を確認するクセをつければ、この失敗は防げます。
対策はシンプルで、走る用途ならポリエステル主体のCore-TかOn Run-Tを選び、Club-Tは走った後の着替えに回すことです。すでにClub-Tを持っている人は、短いウォーキングやストレッチの日に回せば無駄にはなりません。
夏のポイント練習やレースで選ぶならどれ?高機能4モデルの使い分け
1万円を超える4モデルは、どれも「暖かい時」向けの高機能Tシャツです。違いは、フィットと付属機能にあります。
Performance-Tは高機能モデルの基準になる1枚
Performance-T(10,450円)は、高機能ラインの基準となるモデルです。前身頃はポリエステル90%・エラスタン10%、後身頃はポリエステル77%・エラスタン23%と、背中側のほうが伸縮性の高い構成になっています。フィットはタイトで、On DryTec素材、テープ接着の縫い目、背面メッシュ、反射ディテールを備えています。
公式では、前寄りのサイドシームがフィット感を生むと説明されています。脇の縫い目が腕振りの軌道から外れる設計なので、腕を大きく振るペース走やインターバル走で脇の擦れが出にくい作りです。ウィメンズも同じ10,450円で展開されており、男女どちらでも選べます。
デメリットはタイトフィットである点です。体のラインがそのまま出るため、ゆったり着たい人には向きません。また、公式のお手入れ表示は「冷水で洗濯機洗い可」「タンブラー乾燥不可」なので、乾燥機まで一気に回したい人には手間が増えます。
ジェルを背中に入れたいならUltra-T
Ultra-T(12,100円)の最大の特徴は、エナジージェルが入る小さめのバックポケットです。素材はポリエステル85%・エラスタン15%、背面はポリエステル82%・エラスタン18%で、背面全体がメッシュ。肩部分に縫い目がなく、継ぎ目はすべてテープ加工です。用途表記は「トレイルランニング スピード練習 通気性」となっています。
フルマラソンでジェルを2〜3個持つ場合、ポーチやショーツのポケットに入れるのが一般的ですが、Ultra-Tなら背中に1個入れておけます。ポーチの揺れが苦手な人や、ショーツのポケットがすでに埋まっている人にとっては、補給の選択肢が1つ増えます。
ただし、バックポケットは「小さめ」と公式にある通り、スマホや鍵を入れる用途には向きません。タイトフィットのため、ポケットに物を入れると背中に当たる感覚もあります。価格もPerformance-Tより上なので、ポケットを使う予定がない人はPerformance-Tで十分です。
リラックスフィットで高機能を求めるならVolt-TかZero-T Breathe
「高機能素材は欲しいけれど、タイトは苦手」という人の選択肢が、Performance Volt-T(11,000円)とZero-T Breathe(15,400円)です。どちらもフィットはリラックスで、On DryTec素材を使っています。Volt-Tはポリエステル90%、エラスタン10%で、個性的なプリントと反射材のディテールが特長です。ウィメンズも11,000円で用意されています。
Zero-T Breatheは、ポリエステル69%、エラスタン31%と7モデルの中で最も伸縮素材の比率が高く、通気孔としても機能するジャカード柄が入っています。用途表記は「ハイレベルなランニング練習 レース」。ゆったりしたシルエットでも熱がこもりにくい設計です。
注意点は、リラックスフィットは走ると生地が揺れることです。ハーフ以上の距離では、揺れた生地が二の腕や脇に繰り返し当たります。また、Zero-T Breatheは7モデルで最も高価なので、レースや重要な練習に絞って着るなど、出番を決めてから買うほうが満足度は上がります。
意外と知られていないけれど、高機能Tシャツの差が出るのは「走っている最中」より「走り終わる直前の10分」です。汗が飽和した状態で生地が肌から離れるかどうかが、後半の不快感を左右します。逆に言えば、汗をあまりかかない冬場は、Core-Tと高機能モデルの差は小さくなります。季節で使い分ける前提なら、夏用に1枚だけ高機能モデルを足すのが現実的です。
夏場のランニング全体の暑さ対策は、別記事で時間帯や水分補給と合わせて整理しています。

「冬は調子よく走れていたのに、夏になった途端キロ1分も遅くなった」「30分走っただけで頭がクラクラする」——夏のランニングでこう感じるのは、あなたの走力が落ちた…
レース当日に新品を下ろすのは避ける
高機能Tシャツを買うとレース当日に新品を着たくなりますが、これは避けてください。タイトフィットのモデルは、自分の腕振りや体型で擦れが出る位置が人によって違います。新品をいきなりフルマラソンで着ると、30km付近で脇や乳首の擦れに気づいても対処できません。
理由は単純で、テープ接着や前寄りのサイドシームといった設計は「多くの人で擦れにくい」ように作られていますが、全員に合うわけではないからです。ゼッケンを安全ピンで留めたときの生地の張り方も、試してみないとわかりません。
対策として、レースの2〜3週間前のロング走で一度着ておき、擦れや張り付きを確認してください。気になる箇所があればワセリンを塗るか、別のモデルに切り替えれば当日の失敗を避けられます。
サイズ選びで後悔しないために|タイト・レギュラー・リラックスの見極め方

OnのTシャツは公式表記がすべて「表記通りのサイズ」ですが、フィットの種類によって着用感は変わります。サイズ選びの基準を整理します。
メンズの胸囲表で自分のサイズを決める
On公式のメンズアパレルのサイズガイドでは、胸囲(ヌード寸法)でSは91〜96cm、Mは97〜102cm、Lは103〜108cm、XLは109〜117cmとされています。Tシャツ選びでは、まず胸囲をメジャーで測り、この表に当てはめるのが基本です。測り方は、胸部の一番高い位置を通るようにメジャーを水平に回します。
身長だけでサイズを決めると、胸囲が表の境目にいる人ほど失敗しやすくなります。Performance-Tの商品ページでは、身長184cmのモデルがサイズMを着用していると紹介されています。身長が高くても、胸囲が表の範囲内なら標準サイズで問題ないという目安になります。
注意したいのは、胸囲が2つのサイズの境目にある場合です。タイトフィットのモデルは小さい方を選ぶと締め付けが強くなり、リラックスフィットのモデルは大きい方を選ぶと揺れが増えます。境目の人は、次の見出しの考え方で選んでください。
タイトは「境目なら上」、リラックスは「境目なら下」
胸囲がサイズの境目にいる人は、タイトフィットなら大きい方、リラックスフィットなら小さい方を選ぶとバランスが取りやすくなります。タイトは体に沿う設計なので、小さい方を選ぶと腕振りで生地が引っ張られ、肩や脇に負担がかかります。
リラックスは、ややオーバーサイズの設計です。大きい方を選ぶと、ランニング中に生地が揺れて擦れの原因になります。リラックスフィットのPerformance Volt-TやZero-T Breatheを走る用途で買うなら、境目では小さい方を選ぶほうが走りやすくなります。
レギュラーフィットのCore-TやOn Run-Tは、境目なら普段着のTシャツと同じサイズを選ぶのが無難です。重ね着の下に着る予定がある人は、締め付けを避けるためにサイズを上げる選択肢もあります。
よくある失敗は、普段着のTシャツと同じ感覚でタイトフィットのPerformance-Tを買い、着てみたら体のラインが出すぎて結局ジョグで着なくなるケースです。原因は、フィットの種類を確認せずに「いつものMサイズ」で決めたこと。対策は、商品ページのフィット表記を最初に確認し、タイトに抵抗がある人はレギュラーのCore-Tかリラックスのモデルから選ぶことです。
ウィメンズは展開モデルを先に確認する
女性ランナーは、欲しいモデルにウィメンズ展開があるかを先に確認してください。2026年10月時点のOn公式一覧では、Core-T、On Run-T、Performance-T、Performance Volt-Tにウィメンズが用意されており、価格はメンズと同じです。Core-Tは7,700円、On Run-Tは8,250円、Performance-Tは10,450円、Performance Volt-Tは11,000円です。
ウィメンズのPerformance-Tも「暖かい時」向けで、公式一覧ではロードランニング用途として紹介されています。メンズとウィメンズは同じ名前でもパターンが異なるので、サイズはウィメンズ用のサイズガイドで確認するのが前提です。
注意点として、カラー展開や在庫はメンズとウィメンズで異なることがあります。メンズで見つけた色がウィメンズにもあるとは限らないので、色にこだわりがある人は購入前に商品ページで確認してください。メンズのサイズ表で女性が選ぶと、肩幅や着丈が合わないことがあります。
ランナーのタイプ別に見るon tシャツの選び方
ここまでの情報をもとに、ランナーのタイプ別に選ぶべきモデルを整理します。
走り始めて半年以内の人:Core-Tから始める
ランニングを始めて半年以内の人は、Core-T(7,700円)から始めるのが合理的です。週2〜3回、キロ7分前後のジョグが中心なら、高機能素材の差を感じる場面はまだ多くありません。オールシーズン対応なので、季節が変わっても買い替えずに済みます。
この時期は、Tシャツよりもシューズや時計に予算を回したほうが走りの質は上がります。Onのシューズを検討している人は、モデルごとの重量やドロップを整理した記事も参考にしてください。

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注意点として、Core-Tを1枚だけで回すと、洗濯のたびに着るものがなくなります。週3回走るなら、Core-Tを2枚にするか、Core-Tと手持ちのポリエステルTシャツを組み合わせると、洗濯のペースに余裕が出ます。
サブ4を目指す人:Performance-Tを夏用とレース用に
サブ4を狙ってペース走やインターバル走を取り入れている人は、Performance-T(10,450円)を夏の練習とレース用に1枚持つのがおすすめです。タイトフィットでゼッケンが揺れにくく、テープ接着の縫い目が長距離の擦れを減らします。
普段のジョグはCore-T、ポイント練習とレースはPerformance-Tという使い分けにすると、高機能モデルの出番が絞られ、生地の傷みも抑えられます。補給を背中に持ちたい人は、Performance-TをUltra-Tに置き換える選択肢もあります。
デメリットは、2枚体制にするとそれなりの出費になる点です。予算を抑えたい人は、まずPerformance-Tを1枚買い、冬場は長袖の下に着ない(暖かい時向けのため)ことを意識してください。
夜ランや通勤ランが多い人:反射材付きモデルを選ぶ
仕事帰りの夜ランや通勤ランが多い人は、反射材付きのモデルを選ぶと安心感が増します。Performance-T、Performance Volt-T、Ultra-T、Zero-T Breatheには、反射ディテールや反射ロゴが付いています。
通勤ランでリュックを背負う場合は、肩に縫い目がないUltra-Tが候補になります。ショルダーベルトが当たる位置の擦れを抑えられ、背面全体のメッシュがリュックとの間の蒸れを逃がします。リラックスフィットが好みなら、Performance Volt-Tも選択肢です。
注意点として、Tシャツの反射材だけで夜道の安全が確保できるわけではありません。前述の通り、ライトや反射ベストを併用してください。また、リュックの下に着るタイトなTシャツは、背中の汗が抜けきらないこともあるので、到着後の着替えを用意しておくと快適です。
- ☑ 走り始めたばかり → Core-T(オールシーズン・レギュラー)
- ☐ サブ4を目指す → Performance-T(タイト・テープ接着)
- ☐ ジェルを背中に持ちたい → Ultra-T(バックポケット付き)
- ☐ 高機能でもゆったり着たい → Performance Volt-T/Zero-T Breathe
- ☐ 走った後の着替え・普段着 → Club-T(コットン100%)
長く着るための洗濯と買い方|高機能Tシャツを1シーズンで傷めないコツ
1万円を超えるTシャツを1シーズンで傷めてしまうのはもったいない話です。公式のお手入れ表示と買い方のポイントを整理します。
公式のお手入れ表示は「冷水・乾燥機なし」
Performance-Tの公式お手入れ表示は、「冷水で洗濯機洗い可」「漂白不可」「ドライクリーニング不可」「アイロン不可」「タンブラー乾燥不可」です。洗濯機は使えますが、熱を加える工程はすべて避けるのが基本です。
理由は、エラスタンを含む伸縮素材とテープ接着の縫い目が熱に弱いためです。乾燥機の熱で伸縮素材が劣化すると、生地が伸びて戻らなくなります。テープ接着部分が浮くと、本来の擦れにくさが失われます。
実際の運用としては、洗濯ネットに入れて洗い、陰干しするのが無難です。ポリエステル主体の生地は乾きが早いので、夜に洗って室内に干しておけば、翌朝には着られる状態になっていることがほとんどです。
失敗パターン:乾燥機で縮ませ、テープを浮かせる
洗濯で多い失敗が、ほかの洗濯物と一緒に乾燥機まで回してしまうケースです。週末にまとめ洗いをする家庭では、ランニングウェアだけを分ける手間が面倒で、つい乾燥機に入れてしまいがちです。結果として、テープ接着の裾が波打ったり、生地の伸縮性が落ちて着心地が変わったりします。
原因は、お手入れ表示を確認しないまま普段着と同じ扱いをしたことです。特にPerformance-TやUltra-Tのようなテープ接着モデルは、熱の影響が見た目に出やすくなります。
対策は、洗濯カゴの段階で「ランニングウェア用」のネットを分けておくことです。ネットごと洗濯機に入れ、乾燥機は使わずに干す流れを決めておけば、家族に洗濯を任せる場合でも失敗が減ります。
- Step1: 走り終えたらすぐ洗濯ネットに入れる(汗を放置しない)
- Step2: 冷水で洗濯機洗い、漂白剤は使わない
- Step3: 乾燥機には入れず、陰干しで乾かす
公式ストアで買うなら返品条件も確認
Onの公式オンラインストアでは、配送料無料で、購入後30日以内の未使用品なら返品可能とされています。サイズに迷ったときに試着して判断できるのは、オンライン購入の不安を減らすポイントです。ただし、限定エディションおよびラストチャンスの対象製品は交換できないと明記されています。
この条件を活かすなら、届いたらすぐにタグを付けたまま試着し、腕振りの動作や前傾姿勢を取って締め付けや揺れを確認してください。走って汗をかいた後では返品できないので、判断は室内での試着で済ませる必要があります。
注意点として、返品条件や配送料は変更されることがあります。購入前に公式ストアのヘルプページで最新の条件を確認しておくと安心です。セール品を買う場合は、交換不可の条件に当てはまるかどうかも事前に見ておきましょう。
季節ごとのウェア全体の組み合わせ方は、別記事でトップスとタイツの選び方まで整理しています。

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まとめ
まずは今週の練習内容を振り返り、ジョグ中心ならCore-T、ポイント練習が多いならPerformance-Tの商品ページで素材表とフィット表記を確認するところから始めてみてください。1枚目を決めたら、次のロング走で一度着て、擦れや張り付きがないかを確かめておくとレース当日も安心です。
※価格・展開は2026年10月時点のOn公式オンラインストアの情報です。最新情報は公式サイトでご確認ください。




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