adizero adios proは本当に速くなる?実測195gの軽さと歴代モデル比較でわかる選び方

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カーボンシューズを1足目に選ぶなら、あるいは2足目に買い替えるなら、必ず候補に挙がるのがアディダスの「adizero adios pro」です。ヴェイパーフライやメタスピードに比べると名前を聞く機会が少なく、「速い人が履く玄人向けでは?」と身構えてしまう人も多いのではないでしょうか。

結論から言うと、最新の adizero adios pro 4 は実測約195gという、カーボンシューズの中でも最軽量クラスの1足に進化しました。そして「軽い=上級者専用」ではなく、フルマラソン完走を狙う初心者から、サブ3.5を本気で取りにいく中級者まで、それぞれに合った理由で選べるシューズになっています。

この記事では、最新情報をもとに次の4点を整理しました。読み終わるころには、自分が買うべきか・どのレベルで活きるかが判断できるはずです。

🏃 この記事でわかること
・adizero adios proが他のカーボンシューズと何が違うのか
・実測195gのアディオスプロ4で具体的に何が変わったのか
・歴代モデル(プロ2・3・4)の重量とドロップの違い
・初心者・サブ4・サブ3.5、それぞれのレベルでの賢い使い分け
目次

adizero adios proとは何か|カーボンシューズの中での立ち位置

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adizero adios pro は、アディダスのレース用カーボンシューズの最上位モデルです。ナイキのヴェイパーフライ、アシックスのメタスピードと並ぶ「厚底カーボン御三家」の一角で、市民ランナーのフルマラソンからエリートのトラックレースまで幅広く使われています。

「adios」はマラソン世界記録を支えてきた名門の名前

adiosシリーズはもともと薄底のレーシングフラットとして登場し、数々のマラソン世界記録を足元から支えてきた歴史を持ちます。その名前を受け継いだのが「adios pro」で、薄底時代のレスポンスの良さを残しつつ厚底カーボンへ進化させたモデルです。

ベースとなる思想は「無駄なく前へ進む」こと。フワフワ感を売りにする厚底とは違い、地面からの反発をロスなく推進力に変える設計になっています。キロ4分台で走るランナーが「脚が勝手に前に出る」と表現するのはこの特性が理由です。

ただし、その分クッションでごまかす要素は少なめ。フォームが安定しないうちにレースで長距離を走ると、後半に脚への負担を感じやすい面もあります。まずはこの「素直で正直なシューズ」という性格を理解しておくことが、選択を誤らない第一歩です。

厚底カーボンの心臓部「Energyrods 2.0」とは

adios proの推進力を生み出すのが、カーボン製の「Energyrods(エナジーロッド)2.0」です。1枚の平らなカーボンプレートではなく、足の指の骨に沿った5本のロッド状の構造になっているのが最大の特徴で、自然な蹴り出しの動きをそのまま反発に変えます。

ミッドソールにはアディダス最高反発の「Lightstrike Pro(ライトストライクプロ)」をフルレングスで採用。スタックハイト(厚み)はかかと39mm・前足部33mmで、World Athleticsが定めるロードレース用シューズの上限40mm以内に収まっており、公認レースでそのまま使えます。

プレート一体型に比べると横方向のブレを感じる人もいますが、その分だけ足本来の動きを邪魔しません。ガチガチに反発任せで走るのではなく、自分の脚で走る感覚を残したいランナーに向いた構造です。出典はアディダス公式サイトのadizeroシリーズ解説を参照しています。

レース規定の40mmルールを知っておく

カーボンシューズを選ぶうえで意外と見落とされがちなのが、ソールの厚みに関するレース規定です。World Athletics(世界陸連)はロードレースで使えるシューズのスタックハイトを40mm以下と定めており、これを超えるシューズは公認記録の対象外になります。

adios pro 4 はかかと39mmと、この上限ギリギリに設計されています。つまり「ルールの範囲で最大限の反発を引き出す」という、レースを意識した攻めた作りだということです。大会で記録を狙う人にとっては安心材料になります。

一方で、ファンランやウルトラなど記録を問わない場面では、規定を気にせず好きな厚底を選んでも問題ありません。自分が出る大会が記録公認を伴うかどうかは、日本陸上競技連盟(JAAF)や主催者の規定を確認しておくと確実です。

実測195gの衝撃|アディオスプロ4で何が変わったのか

2024年末に登場したadios pro 4は、シリーズ史上もっとも大きな進化を遂げたモデルだと評価されています。最大の変化は「軽さ」。複数のレビューで実測約193〜195g(27.0cm前後)が報告されており、前作プロ3から約1割の軽量化です。

📊 データで見る
レビュー実測値では、adios pro 4は右193g・左195g(27.0cm前後)と報告され、前作プロ3の約217gから約20g軽量化。約200gを切る重量は、レース用カーボンシューズの中でも最軽量クラスです(出典:各レビューサイトの実測報告)。

たった20gの差が後半で効いてくる理由

「20g程度の差なんて誤差では?」と感じるかもしれません。しかしフルマラソンでは片足を2万回以上振り出します。1歩あたりわずか20gでも、4万歩近く積み重なれば総仕事量は大きく変わり、特に30km以降の疲労した脚に効いてきます。

軽さは「ペースを上げやすさ」より「同じペースを楽に維持できること」に効きます。キロ5分で走り続けたときに、終盤で脚が残っているかどうか。この差がそのままタイムに直結するため、軽量化は地味ですが本質的な進化です。

ただし軽さには代償もあります。一般に軽いシューズはアッパーや補強が薄くなりがちで、耐久性や横ブレ耐性が犠牲になりやすい傾向です。adios pro 4 がその弱点をどう克服したかが、次のポイントになります。

アッパー「Lightlock」で軽さと安定を両立

軽量化を支えているのが、新採用のアッパー素材「Lightlock(ライトロック)」です。薄く軽い素材ながら足を包み込むホールド感を持ち、軽さと引き換えになりがちなフィット感の低下を抑えています。プロ3で指摘されていた「甲まわりの緩さ」が改善されたという声が目立ちます。

実際の使用場面としては、キロ4〜5分のペース走やレース本番で真価を発揮します。足とシューズが一体化することで、力を逃さず接地できるためです。逆にゆるいジョグでは恩恵を感じにくく、宝の持ち腐れになりがちです。

注意点として、薄いアッパーは通気性が高い反面、雨天では浸水しやすい面があります。土砂降りのレースでは重量増を覚悟しておくとよいでしょう。

走り出した瞬間の第一印象を整理する

多くのレビューに共通するのは「履いた瞬間に軽い」「前へ転がる感覚が自然」という第一印象です。プロ3が持っていた前へ進む推進力はそのままに、よりクセが少なくマイルドになり、扱いやすくなったと評価されています。

この扱いやすさは、カーボンシューズ初挑戦の人にとって大きなメリットです。クセの強い反発に振り回されず、自分のフォームで走りやすいからです。サブ4前後のランナーがステップアップの1足として選ぶのに向いています。

一方で「もっと過激な反発がほしい」という上級者には、やや物足りなく映ることもあります。刺激の強さを求めるか、扱いやすさを求めるかで評価が分かれるシューズです。

歴代モデルを比較|プロ2・プロ3・プロ4で何が進化したか

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adios proは世代を重ねるごとに方向性を変えてきました。ここでは中古や型落ちで買う選択肢も含めて、主要モデルの違いを整理します。型落ちを安く狙うのも賢い選択なので、自分に必要な性能を見極めましょう。

モデル 実測重量目安 ドロップ キャラクター
プロ2 約220g台 約8.5mm 硬めで反発重視
プロ3 約217g 約6.5mm クッション増・万能型
プロ4 約193〜195g 約6mm(39/33mm) 最軽量・扱いやすい

※ランニングスタイル調べ。重量は各サイズ・各レビューの実測報告に基づく目安値です。

プロ3からプロ4へ|約20gの軽量化が最大の変化

プロ3とプロ4の最大の違いは重量です。プロ3が約217gだったのに対し、プロ4は約195gと約20g軽くなりました。ドロップもプロ3の約6.5mmから約6mmへとわずかに低くなり、よりフラットで自然な接地に寄せられています。

使い分けの目安として、プロ3はクッションが厚めでロング走の脚保護に向き、プロ4は軽さを生かしたスピード維持に向きます。30km走など練習でも使うならプロ3、レース専用と割り切るならプロ4、という選び方が現実的です。

注意点として、型落ちのプロ3は値下がりして手に入りやすい反面、在庫サイズが限られます。サイズ選びの自由度を取るなら最新のプロ4、コスパを取るならプロ3という判断になります。

プロ2は今でも買いか|価格が下がった旧モデルの実力

プロ2は約8.5mmと歴代で最もドロップが大きく、かかと着地のランナーにフィットしやすいモデルです。反発は硬めでダイレクト感が強く、「カーボンらしい弾む感覚」を最も味わえる世代だと評価されています。

すでに型落ちのため価格が大きく下がっており、コスパ重視ならいまだに有力な選択肢です。サブ4前後で「まずカーボンを試したい」人が、初期投資を抑えて体験するのに向いています。

ただし最新モデルより20〜30g重く、アッパーの作りも古い世代です。長く主力で使うというより「お試しの1足」と位置づけるのが現実的でしょう。

ペース目標から逆算してモデルを選ぶ

モデル選びで迷ったら、目標タイムから逆算するのが確実です。サブ3.5(キロ4分58秒)以上を狙うなら、軽さがそのまま武器になるプロ4。サブ4前後なら、扱いやすさとクッションのバランスでプロ3も十分戦えます。

具体的な通過タイムの感覚をつかんでおくと、レース当日にシューズの性能を引き出しやすくなります。目標別のペース配分は下記の記事で早見表にまとめています。

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注意したいのは「シューズを速いモデルにすればタイムが出る」という誤解です。地力に対してオーバースペックなシューズは、フォームが追いつかず逆に脚を痛める原因になります。今の実力に合った1足を選ぶことが最優先です。

adizero adios proは自分に合う?レベル別の使い分け

同じadios proでも、ランナーのレベルによって「買うべき理由」はまったく異なります。ここでは完走目標の初心者からサブ3.5を狙う中級者まで、3段階に分けて適性を整理します。

✅ レベル別・購入判断チェックリスト

  • ☑ 月間100km以上走り、フォームが安定している
  • ☑ キロ6分より速いペースで走る練習がある
  • ☑ レース本番という明確な目標がある
  • ☐ 3つ当てはまればadios proを活かせる土台あり

初心者(完走目標)|買うのは少し待つのも手

結論として、まだ完走が目標の段階なら、無理にadios proを選ぶ必要はありません。カーボンシューズは速く走るための道具で、キロ7分前後のゆっくりしたペースでは反発を引き出しきれず、価格に見合った恩恵を得にくいからです。

それでも「モチベーションが上がる」「目標シューズとして欲しい」という理由は十分アリです。その場合はレース本番だけで使い、練習はクッション性の高いデイリートレーナーに任せる使い分けが安全です。

注意点として、足の筋力やフォームが未完成のうちに反発の強いシューズで長距離を走ると、ふくらはぎやアキレス腱に負担が集中しがちです。まずは安定したフォーム作りを優先しましょう。フォームの基礎は下記が参考になります。

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中級者(サブ4〜サブ5)|最も恩恵を受けられる層

サブ4〜サブ5を狙う中級者こそ、adios pro 4が最も活きる層です。キロ5分30秒〜6分のペースを安定して維持できるなら、軽さと反発がそのまま「終盤の失速を防ぐ余力」に変わります。

使い方としては、レース本番に加えて週1回のペース走で投入するのが効果的です。本番の感覚を体に覚えさせられるうえ、レース前の脚づくりにもつながります。クッションも十分なので、30km走で使ってもダメージは抑えられます。

ただし毎日のジョグで履きつぶすのはもったいない選択です。Lightstrike Proは高反発な反面ヘタりが早く、走行距離の目安は500km前後とされます。練習はトレーナーと分担し、勝負所で投入するのが賢い使い方です。

上級者(サブ3.5以上)|軽さを武器にできる本領

サブ3.5(キロ4分58秒)以上で走る上級者にとって、約195gの軽さは明確な武器になります。高速域でこそEnergyrodsの反発が立ち上がり、ロスなく前へ進む感覚を最大限に引き出せるからです。

この層では、トラックの5000mやハーフのスピードレースでも使えます。1枚プレートのガチガチした反発とは違い、自分の脚で押す感覚が残るため、ピッチを上げたい局面でも足が動かしやすいのが利点です。

注意点は、横方向のサポートが控えめなこと。スピードが上がるほど接地時間が短くなるため問題になりにくいものの、内側に倒れ込むクセ(オーバープロネーション)が強い人は、フォーム次第で安定感に不満を感じることがあります。

失敗しないサイズ選びと試着のコツ

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高価なカーボンシューズで最も多い失敗が、サイズ選びのミスです。「ネットで普段のサイズを買ったら走るたびに爪が当たって、レース後に爪が黒く内出血した」という典型的な失敗を防ぐために、ポイントを押さえておきましょう。

⚠️ よくある失敗:サイズ選びで爪が死ぬ
普段のスニーカーと同じサイズで購入し、つま先に余裕がないままフルを走ると、下り坂やゴール前で足が前滑りして爪を圧迫します。レース後に親指の爪が黒くなる「ランナーズトゥ」の主因です。試着なしのネット購入は特に危険です。

つま先に1cmの余裕を確保する

結論として、立った状態でつま先に約1cm(指1本分)の余裕を確保するのが基本です。走行中は足が前方へ滑り、さらに後半はむくみで足が大きくなるため、ジャストフィットだと爪が当たって内出血を起こします。

adios proシリーズは細身でフィットする作りのため、普段のスニーカーより0.5cm大きめが目安になる人が多い傾向です。とくに横幅が標準〜やや細めの設計なので、足長だけでなく足囲(ワイズ)も意識しましょう。

注意点として、大きすぎると今度は足が泳いでホールドが失われ、マメや靴擦れの原因になります。「つま先に余裕・かかとはしっかり固定」の両立が理想で、こればかりは試着でしか判断できません。

夕方に試着する・必ず両足で履く

試着は足がむくむ夕方以降に行うのが鉄則です。朝と夕方では足のサイズが変わり、朝にぴったりだと本番の後半でキツくなります。レースの後半に近い状態で合わせておくと失敗が減ります。

さらに、必ず両足とも履いて店内を歩く・軽く弾むことが大切です。左右で足のサイズが違う人は珍しくなく、大きいほうの足に合わせるのが基本です。実測でも左右で2g程度の重量差が出るほど、シューズは個体差があります。

注意点として、厚底カーボンは静止状態と走行時で履き心地が大きく変わります。可能なら試し履き対応の店舗で、トレッドミルや店内ランで確認できると理想的です。

レース用の靴下で合わせる

意外と見落とされがちですが、試着は本番で履く靴下で行うべきです。厚手の普段の靴下と薄手のレースソックスでは、0.5サイズ分ほどフィット感が変わることがあります。本番環境に近づけて合わせるのが鉄則です。

具体的には、レース用の薄手ソックスや5本指ソックスを持参して試着すると、本番との誤差を最小化できます。シューズだけ合わせて靴下を変えると、せっかくのサイズ合わせが台無しになります。

注意点として、夏と冬で靴下の厚みを変える人は、季節をまたいでシューズを使い回す際にフィット感がずれます。年間を通して同じ靴下を使うか、季節ごとに微調整する前提で選びましょう。

レース本番で力を出し切る使い方とよくある落とし穴

adios proは「履けば速くなる魔法の靴」ではありません。性能を引き出すには使い方が重要で、ここを誤ると高価なシューズが宝の持ち腐れになります。本番で力を出し切るための実践ポイントを整理します。

✅ レース本番までにやるべき3ステップ

  1. Step1: 本番3〜4週間前までに30km走で1回履き、感覚を確認する
  2. Step2: ペース走で「反発を引き出せるペース」を体に覚えさせる
  3. Step3: 本番前は新品おろしたてを避け、慣らした1足で臨む

ぶっつけ本番は禁物|30km走で1回試す

最も多い失敗が「もったいないから本番まで温存し、おろしたてでレースに臨む」パターンです。カーボンシューズは反発のクセに体が慣れていないと、序盤からふくらはぎに余計な負担がかかり、30km地点で脚が攣るリスクが高まります。

対策はシンプルで、本番3〜4週間前に1回だけ30km走で履いておくこと。これで反発の出るペースや接地の感覚がつかめ、本番で違和感なく走れます。新品特有のアッパーの硬さも、1回履けば足になじみます。

注意点として、テストで履きすぎると本番までにヘタってしまいます。「1〜2回試して本番」のバランスが理想で、テスト専用に古いカーボンを残しておくランナーも多いです。

反発を引き出すペースを知る

adios proのEnergyrodsは、一定以上のペースと接地圧で初めて反発が立ち上がります。キロ6分より遅いと「ただの軽い靴」になりがちで、本領を発揮できません。自分が反発を感じられる境目のペースを練習で把握しておきましょう。

具体的には、ペース走で徐々にペースを上げ、「脚が前に運ばれる」感覚が出るポイントを探します。多くのランナーでキロ5分前後がその境目になりますが、体重や筋力で個人差があります。

注意点として、反発を引き出そうと無理にペースを上げると、前半でオーバーペースになり後半失速します。あくまで「自分の目標ペースで反発が出るか」を基準に、身の丈に合った走りを優先しましょう。

補給とペース配分でシューズを活かしきる

どれだけ高性能なシューズでも、エネルギー切れを起こせば後半は失速します。軽量シューズで稼いだ余力を活かすには、補給とペース配分が不可欠です。30km以降に脚を残すためにも、エネルギー補給は計画的に行いましょう。

具体的には、フルマラソンなら30〜45分ごとにジェルで糖質を補給し、血糖値の急降下を防ぎます。シューズの軽さで温存した脚力を、補給で支えるイメージです。補給のタイミングとおすすめは下記で詳しく解説しています。

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注意点として、前半でシューズの快適さに任せて飛ばすと、補給が追いつかず結局失速します。シューズ・ペース・補給の3点セットでマネジメントして初めて、adios proの軽さが活きてきます。

競合カーボンシューズと比べてどうか|ヴェイパーフライ・メタスピードとの違い

カーボンシューズ選びでは、必ずナイキとアシックスが比較対象になります。adios proがどんなランナーに向くのか、御三家の中での個性をはっきりさせておきましょう。

adios proが向く人 他モデルが向く人
自分の脚で押す感覚を残したい
軽さを最優先したい
ロッド型の自然な反発が好み
勝手に進む強い反発が欲しい→ヴェイパー
用途別に選びたい→メタスピード
クッションの安定感重視→他厚底

ヴェイパーフライとの違い|反発の質が真逆

ナイキ ヴェイパーフライは1枚のフルレングスカーボンプレートで、「靴に走らされる」ほど強い反発が特徴です。対するadios proはロッド型で、反発はマイルドかつ自然。自分の脚で押す感覚が残るのが最大の違いです。

使い分けとしては、反発に身を任せて高速巡航したいならヴェイパー、フォームをコントロールしながら走りたいならadios pro。どちらが優れているかではなく、走り方の好みで分かれます。

注意点として、強い反発は合わない人にはフォームを崩す原因にもなります。プレートのクセに振り回された経験がある人は、ロッド型のadios proのほうが扱いやすいと感じることが多いです。

メタスピードとの違い|万能型か特化型か

アシックス メタスピードはストライド型・ピッチ型に分かれ、走法に合わせて選べるのが強みです。adios proは1モデルで幅広い走法をカバーする万能型で、走法を細かく分析しなくても選びやすいのが利点です。

具体的には、自分の走法を把握していて特化型で詰めたい人はメタスピード、走法を問わず軽さと扱いやすさで選びたい人はadios proが向きます。初めてのカーボンなら、選択を迷わないadios proのほうがハードルは低めです。

注意点として、万能型ゆえに「尖った特性」は薄めです。特定の走法に最適化された刺激を求める上級者には、物足りなく感じる場面もあります。

価格とコスパで考える

adios pro 4の価格は約36,300円(税込)で、御三家の最上位カーボンとしては標準的な水準です。決して安くはありませんが、レース2〜3シーズン使えると考えれば、1レースあたりのコストは抑えられます。

コスパを高めるコツは、練習を安価なトレーナーに任せ、本番とポイント練習に絞って使うこと。走行距離500km前後を本番中心に使えば、2〜3年は主力として戦えます。型落ちのプロ3・プロ2を狙えば、さらに初期投資を抑えられます。

注意点として、安さだけで自分に合わないモデルを選ぶと、結局履かなくなり最も高い買い物になります。価格は重要ですが、フィットと用途の一致を優先して選びましょう。

まとめ|adizero adios proは「自分の脚で走る」カーボンシューズ

adizero adios proは、強い反発で走らせる他社モデルとは一線を画す、「自分の脚で押す感覚を残したまま速く走る」ためのカーボンシューズです。最新のプロ4は実測約195gという最軽量クラスに進化し、扱いやすさも増して、カーボン初挑戦の人にも手の届く1足になりました。

ただし「履けば速くなる魔法の靴」ではありません。反発を引き出せるペースで走り、サイズを正しく選び、補給とペース配分で支えて初めて、その軽さが武器になります。自分のレベルと目標に合わせて使い分けることが、後悔しない買い方の鍵です。

🏃 この記事の要点
・adios proはロッド型「Energyrods 2.0」で自然な反発が持ち味
・最新プロ4は実測約195g、前作比約20gの軽量化
・ドロップ約6mm、スタックハイト39mmでレース規定40mm内
・初心者は本番限定、中級者が最も恩恵を受け、上級者は軽さが武器
・サイズはつま先1cmの余裕+夕方の両足試着が鉄則
・ぶっつけ本番は禁物、30km走で1回慣らす
・本番・ポイント練習に絞り、500km前後で使えばコスパ良好

最初の一歩は、自分の目標タイムを書き出してみることです。サブ4前後ならプロ3も含めて検討、サブ3.5以上を狙うならプロ4の軽さが効いてきます。そのうえで必ず店頭で両足を試着し、つま先の余裕とかかとのホールドを確かめてから購入を決めましょう。シューズはあくまで道具です。今の自分に合った1足を選び、走る楽しさとタイム更新の両方を手に入れてください。

※価格・スペック・発売情報は記事執筆時点のものです。最新情報は公式サイトでご確認ください。

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この記事を書いた人

フルマラソン完走を目指して日々トレーニング中の市民ランナー。シューズ選びやトレーニングメニュー、大会レポートなど、走ることを楽しむすべての人に役立つ情報を発信しています。初心者ランナーの気持ちに寄り添った記事を心がけています。

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