京都ランニングコースおすすめ|鴨川・御苑・嵐山を距離と路面で選ぶ市民ランナーの決定版

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「京都に住んでいる(または出張・旅行で行く)けれど、どこを走ればいいのか分からない」——碁盤の目の市街地は信号が多く、車も自転車も多いので、走り始めると意外と足が止まります。でも京都には、信号を気にせず気持ちよく走れるコースがちゃんとあります。鴨川の河川敷、京都御苑の外周、哲学の道、嵐山の川沿い。知っているかどうかで、京都ランの快適さは大きく変わります。

この記事では、市民ランナー目線で京都の定番ランニングコースを距離・路面・レベル別に整理しました。結論から言えば、初心者はまず「鴨川」か「京都御苑」、長距離を踏みたいなら「嵐山・桂川」、走力を伸ばしたいなら「山側」を選ぶのが失敗しないパターンです。手ぶらで走れるランニングステーションや、観光地ならではの注意点まで、走り出す前に知っておきたいことを全部まとめます。

🏃 この記事でわかること
・京都のコースを「川・御苑・山」で選ぶ考え方と距離の目安
・鴨川ジョギングロードが王道と言われる理由と走り方
・御苑・宝が池・哲学の道・嵐山桂川の特徴とレベル別の使い分け
・手ぶらで走れるランニングステーションと季節・観光客対策
目次

京都のランニングコースは「川・御苑・山」の3タイプで選ぶと失敗しない

京都のランニングコースは「川・御苑・山」の3タイプで選ぶと失敗しないの解説画像

京都は観光都市であると同時に、盆地を川が貫き、周囲を山が囲む「走りやすい地形」の街でもあります。ただしコースの性格がはっきり分かれるので、目的に合わない場所を選ぶと「信号ばかりで走れない」「人が多すぎて危ない」と感じてしまいます。まずは全体像を掴みましょう。

京都のコースは大きく3タイプ|まず自分の目的を決める

京都のランニングコースは、①鴨川・桂川などの「川沿い(河川敷)」、②京都御苑や宝が池などの「公園・周回」、③京都一周トレイルに代表される「山側」の3タイプに整理できます。信号がなくフラットに距離を踏みたいなら川沿い、周回で時間管理しながら走りたいなら公園、走力を上げたいなら山側、という選び分けです。

京都市も公式に「鴨川ジョギングコース」「宝が池公園コース」「西京極総合運動公園コース」などを紹介しており、まずは公的に整備されたコースから選ぶのが安全です(出典:京都市「きょう,走ろう!」)。旅行や出張で一度だけ走るなら、迷わず鴨川か御苑がおすすめです。

逆に、市街地のど真ん中(四条通や河原町通の歩道)を走るのは信号と人混みでストレスが大きく、おすすめしません。せっかくの京都なので、川か公園に出てから走り始めるのが賢い選択です。

距離と路面で比較|ランニングスタイル調べのコース早見表

結論として、初めての1本は「距離が調整でき、信号がなく、路面がフラット」なコースが向いています。下の表は主要コースを距離・信号・路面・レベルで整理した独自の比較表です。数字はコースの目安で、走る区間によって前後します。

コース 距離の目安 路面/信号 おすすめレベル
鴨川ジョギングロード片道で約10km前後河川敷・ほぼ信号なし初心者〜上級
京都御苑 外周一周 約4km砂利+舗装・周回で信号なし初心者〜中級
宝が池公園一周 約1.5km園路・信号なし初心者〜中級
哲学の道・疏水沿い約2km(銀閣寺〜南禅寺)遊歩道・観光客多い初心者(早朝向き)
嵐山・桂川最大 約20km(片道)堤防・信号少ない中級〜上級
京都一周トレイル全長 約83.3km山道・トレイル上級

※ランニングスタイル調べ。距離は走る区間により変動します。

京都で走るなら早朝が正解|観光客と暑さを避ける

京都は国内屈指の観光地なので、日中の名所周辺は歩行者で混み合います。哲学の道や嵐山、御苑周辺を快適に走りたいなら、観光客が動き出す前の早朝6〜8時が圧倒的に走りやすい時間帯です。人が少なく、朝の澄んだ空気の中を走れるのは京都ランならではの贅沢です。

とくに夏の京都は盆地特有の蒸し暑さで、日中は熱中症リスクが高くなります。真夏は日が高くなる前に走り終える計画が安全です。逆に冬は底冷えするので、早朝は路面凍結にも注意しましょう。時間帯を選ぶだけで、同じコースの快適さがまるで変わります。

鴨川ジョギングロードが京都ランの王道と言える3つの理由

京都で「どこ走ってる?」と聞けば、多くの市民ランナーが「鴨川」と答えます。市の中心を南北に貫き、信号なしでどこまでも走れる河川敷は、まさに京都ランの背骨です。まずはここを押さえておけば間違いありません。

信号なしで10km以上|距離を自由に伸ばせるのが最大の強み

鴨川の河川敷は、賀茂大橋(出町柳付近)を中心に上流・下流へと走れ、信号に止められずに片道10km前後の距離を確保できます。京都市も賀茂大橋を中心とした鴨川ジョギングコースを公開しています(出典:京都市)。折り返せば20kmにもなり、初心者の3kmジョグからサブ4ランナーの30km走まで、同じ場所で全部こなせるのが魅力です。

川沿いはほぼフラットで距離管理がしやすく、橋を目印にペースを刻めます。夏は水辺で市街地より体感温度がわずかに低く、飛び石や鴨川デルタなど景色にも変化があるので、長い距離でも飽きにくいのが強みです。

ただし河川敷は舗装区間と土・砂利区間が混在します。雨上がりはぬかるむ箇所があり、増水時は通行止めになることも。走る前に天候と川の水位を確認しておくと安心です。

🏃 押さえておきたいポイント
鴨川は「出町柳(賀茂大橋)」を起点にすると上流にも下流にも走れて距離を調整しやすいです。まず往復5kmから始め、慣れたら折り返し地点を伸ばしていきましょう。

祇園・四条から鴨川へ|アクセスの良さで習慣化しやすい

鴨川の強みは、四条河原町や祇園という繁華街のすぐ横を流れていることです。宿や職場から徒歩数分で河川敷に降りられるため、「準備のハードルが低い=続けやすい」という習慣化の面でも優秀です。旅先でも思い立ったらすぐ走り出せます。

四条大橋から上流の出町柳方面へ向かえば、川幅が広がり空が抜けて開放感があります。下流方面は落ち着いた住宅エリアで、静かに黙々と走りたい人向け。目的に応じて上流・下流を選べるのも便利です。

一方で、四条〜三条の中心部は昼夜問わず散歩や観光の人が多く、混雑時はペースを出しにくいです。スピード練習をしたいなら、人の少ない上流側か早朝を選ぶのが現実的です。

【失敗談】フラットな鴨川で飛ばしすぎて後半に撃沈

鴨川は信号がなく平坦なので、気持ちよく走れる反面「オーバーペースの罠」があります。止まる理由がないぶん、序盤からつい速く入ってしまい、折り返し後にペースがガタ落ち……というのは河川敷ランのあるあるです。信号で強制的に休める市街地と違い、自分でペースを管理しないと後半が持ちません。

対策はシンプルで、最初の1〜2kmは「物足りないくらい遅く」入ること。橋を目印に1kmごとのペースをチェックし、一定に保つ意識を持つと後半の失速を防げます。ペースの基準が曖昧な人は、まず自分の適正ジョグペースを知っておくと安心です。

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⚠️ 注意したいポイント
鴨川河川敷は増水時や大雨後に冠水・通行止めになることがあります。台風や豪雨の後は無理に降りず、堤防上の道に切り替えるか、その日は御苑など別コースに変更しましょう。

御苑・宝が池・哲学の道|信号を気にせず走れる定番3コース

御苑・宝が池・哲学の道|信号を気にせず走れる定番3コースの解説画像

鴨川と並んで京都ランの定番なのが、京都御苑の外周と宝が池公園、そして哲学の道です。周回コースは時間・距離の管理がしやすく、初心者やインターバル練習に向いています。それぞれの特徴を押さえて使い分けましょう。

京都御苑 外周 約4km|皇居のような周回で時間管理がしやすい

京都御苑(京都御所を囲む国民公園)の外周は一周約4kmで、砂利道と舗装路が混在する周回コースです。敷地は東西約700m×南北約1300m、約65haと広大で、信号なしで淡々と周回できます(出典:走ろうにっぽんプロジェクト)。一周4kmという距離は「東京の皇居ラン」に近い感覚で、周回数で距離を管理できるのが便利です。

フラットで見通しがよく、木立の中を走れるので夏でも比較的涼しめ。1周ごとにタイムを取ればビルドアップやペース走の練習にも使えます。市街地の中心にありながら別世界の静けさで、朝ランの定番です。

注意点は、砂利区間が意外と多いこと。厚底カーボンのような薄い接地面のシューズだと小石を拾いやすく、スピードも出しにくいです。クッション性のあるデイリートレーナーを選ぶと快適に走れます。

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宝が池公園 一周約1.5km|自然の中で周回インターバル

左京区の宝が池公園は、池を囲む一周約1.5kmの園路が整備されたコースです。京都市も公式にランニングコースとして紹介しており、四季の森や野鳥、背後の比叡山の眺めなど自然が豊かです(出典:京都市 宝が池公園コース)。1周1.5kmという距離は、周回インターバルやペース走の区切りにちょうどよい長さです。

市街地から少し離れているぶん人が少なく、集中して走りたいランナーに向いています。アップダウンも適度にあり、平坦な鴨川とは違った脚づくりができます。地下鉄国際会館駅から近く、アクセスも悪くありません。

ただし夜間は照明が限られ、暗くて足元が見えにくい区間があります。ナイトランには向かないので、明るい時間帯に走るのが安全です。冬場は日没が早いので特に注意しましょう。

哲学の道・疏水沿い 約2km|桜の名所は早朝限定で楽しむ

銀閣寺から南禅寺(若王子)へと続く哲学の道は、琵琶湖疏水沿いに約2km続く遊歩道です(出典:京都市公式観光サイト)。桜並木が美しく、京都らしい景色を楽しみながら走れる区間ですが、距離が短く道幅も狭いため「走るためのコース」というより「景色を味わう繋ぎ区間」と考えるのが正解です。

おすすめは、鴨川や御苑と組み合わせて、観光客が少ない早朝に流す使い方。銀閣寺→哲学の道→南禅寺→鴨川へ抜けるルートは、京都の名所を巡りながら10km前後にまとめられます。

日中は国内外の観光客で大混雑し、とても走れる状態ではありません。歩行者優先の遊歩道なので、混む時間帯に走るのはマナー違反にもなります。走るなら平日の早朝一択と割り切りましょう。

👟 ランナー目線の本音
「京都=観光ラン」を狙うなら、名所を走り抜けるより”景色のいい区間だけ味わって、距離は鴨川で稼ぐ”のが賢いです。観光地は写真を撮りたくなって足が止まるので、練習と観光は分けて考えると両方満喫できます。

嵐山・桂川で20km|長距離ランに挑むなら川沿いを西へ

「京都で30km走をやりたい」「ロング走の場所が欲しい」という中〜上級ランナーには、嵐山を起点とした桂川沿いのコースが最適です。鴨川よりさらに人が少なく、まとまった距離を信号なしで踏めます。

渡月橋から三川合流まで|片道約20kmのロングコース

嵐山の渡月橋を起点に桂川沿いを下流へ向かうと、京奈和自転車道の一部「桂川サイクリングロード」を通って、桂川・宇治川・木津川が合流する三川合流地点まで片道約20kmを走れます(出典:京都観光Navi)。堤防沿いで信号が少なく、フルマラソン前の30km走にも対応できるスケールです。

河川敷や堤防の道が中心なので車を気にせず走れ、視界も開けています。折り返せば40km級のコースになり、ウルトラの練習にも使えます。エイド代わりの自販機やコンビニをあらかじめルート上で確認しておくと安心です。

ただしサイクリングロードなので自転車が高速で行き交います。追い越しや対向の自転車に注意し、道の端を走ること。長距離ゆえ日陰が少ない区間もあり、夏場は給水を多めに携行しましょう。

✅ 嵐山ロング走の準備ステップ
  1. Step1: ルート上の自販機・コンビニ・トイレを事前に地図で確認する
  2. Step2: 給水と補給ジェルを携行(片道20kmは無補給では走り切れない)
  3. Step3: 折り返し距離を決めて出発。帰りの体力を必ず残す

嵐山観光エリアは早朝に通過|渡月橋周辺の混雑を避ける

嵐山は京都でも屈指の観光地で、渡月橋周辺は日中大混雑します。ロング走のスタートは観光客が動き出す前の早朝がベストです。人のいない渡月橋と朝もやの嵐山は、写真映えも抜群で走るモチベーションが上がります。

下流方向へ進めば観光客はいなくなり、川沿いの静かなランに切り替わります。逆に上流の保津峡方面は道が細く車道と近いため、ランニングには下流方向が安全です。

公共交通で行くなら阪急嵐山駅やJR嵯峨嵐山駅が起点。荷物を預ける場所が限られるので、身軽な装備で向かうか、後述のランニングステーションと組み合わせると快適です。

桂川コースはこんなランナーに向く|レベル別の使い方

桂川・嵐山コースは、フルマラソンやウルトラを目指す中〜上級者のロング走に最適です。信号がなく20km以上をノンストップで踏めるので、レース本番の後半を想定したペース走が組めます。サブ4〜サブ3.5を狙う人の週末ロングにうってつけです。

一方、初心者がいきなり片道20kmに挑むのは無謀です。まずは渡月橋から往復5〜10kmで区切り、慣れてから距離を伸ばすのが安全。距離に不安がある人は鴨川や御苑で基礎を作ってから来るのが正解です。

なお日陰と給水ポイントが少ない区間があるため、真夏の日中は避けるべきコースです。春・秋の涼しい時期に、朝早く走るのがもっとも快適で安全な使い方です。

走力別・京都ランニングコースの選び方|あなたに合うのはどれ

同じ京都のコースでも、走力によって「合う・合わない」がはっきり分かれます。初心者が嵐山20kmに挑めば途中で歩くことになり、上級者が宝が池1.5kmだけでは物足りません。レベル別に最適解を整理します。

初心者(完走目標)|まずは鴨川か御苑で3〜5km

ランニングを始めたばかりの人は、信号がなく平坦で、いつでも止められる鴨川か京都御苑がベストです。まずは3〜5kmを、会話ができるくらいのゆっくりペースで。御苑なら一周4kmなので「1周=今日のノルマ」と決めやすく、達成感が得やすいです。

初心者が陥りがちなのが、景色や気分に任せて走りすぎること。翌日に膝や脛が痛くなるパターンが多いので、最初の1か月は「距離より頻度」。週2〜3回、短めの距離で体を慣らすほうが、故障なく続けられます。

路面は砂利より舗装が脚に優しいので、御苑の砂利区間が気になる人は鴨川の舗装区間を選びましょう。シューズはクッション重視の厚底デイリートレーナーが安心です。

中級者(サブ4〜サブ5)|宝が池の周回とペース走で鍛える

ある程度走れるようになったら、宝が池公園の周回や鴨川のペース走で「一定ペースを維持する力」を鍛えましょう。宝が池は一周1.5kmとアップダウンがあり、周回ごとのタイム管理で心肺と脚づくりに効きます。鴨川なら5km・10kmと距離を区切ってペース走が組めます。

この層は「同じコースばかりで飽きる」のが継続の壁です。平坦な鴨川、周回の宝が池、景色の哲学の道と使い分けると、変化がついてモチベーションが保てます。心拍を意識して走ると、自分の追い込み度合いが客観的に分かります。

注意点は、周回コースで無理にタイムを追いすぎないこと。毎回全力だと疲労が抜けず故障につながります。ペース走の日とジョグの日を分ける「強弱」を意識しましょう。

上級者(サブ3.5以上)|嵐山ロングと京都一周トレイルで走力を磨く

サブ3.5以上を狙う層は、嵐山・桂川での20〜40kmロング走と、京都一周トレイルでの起伏走が武器になります。京都一周トレイルは東山・北山・西山を結ぶ全長約83.3kmの本格コースで、区間を区切ればトレイルランの練習になります(出典:京都市公式観光Navi 京都一周トレイル)。

平坦な鴨川で走り込むだけでなく、山側の起伏を取り入れると脚筋力と登坂力が伸び、レース終盤の粘りが変わります。トレイルは道迷いや滑落のリスクがあるので、単独より複数人で、装備を整えて入るのが鉄則です。

ロードのスピード練習は鴨川上流や御苑周回、脚づくりは山側、と役割を分けるのが賢い使い方。1つのコースに固執せず、目的別に京都の地形をフル活用しましょう。

📊 逆張り視点:京都で走力が伸びるのは「平坦」より「坂」
意外と知られていませんが、京都は盆地を囲む山が近く、少し足を延ばせば坂や階段がすぐ見つかる街です。鴨川の平坦走で距離を稼ぐだけでなく、御苑・宝が池のアップダウンや山側の起伏を織り交ぜたほうが、同じ走行距離でも走力の伸びは大きくなります。「平坦=正義」と思い込まず、坂を味方にするのが京都ラン上達の近道です。

手ぶらで走れる京都のランニングステーション活用術

旅行や出張、仕事帰りに京都で走りたいとき、荷物の置き場とシャワーが問題になります。そこで頼れるのが、鴨川周辺に点在するランニングステーション(ランステ)。手ぶらで来て、走って、汗を流して帰れる便利な施設です。

鴨川直結のランステ|1回500円で手ぶらランが叶う

鴨川沿いには、ロッカーとシャワーを備えたランニングステーションがあります。たとえば四条河原町のカオサン京都ゲストハウスは鴨川まで徒歩5分、1回500円でロッカー・シャワー(シャンプー等)が使え、バスタオル1枚が無料。祇園エリアのmusubi cafe 祇園鴨川店も1回500円でシャワーブースを備え、鴨川ランの拠点になります(料金・営業時間は変動するため公式で要確認)。

手ぶらで来られるので、観光ついでに走りたい人や、宿にシャワーがない人に便利です。走った後にそのまま観光や食事に出られるのも、京都ならではの使い方といえます。

ただし営業時間や定休日、更衣室の規模は施設ごとに差があります。カオサンは日中の時間帯限定など制約もあるため、行く前に必ず公式サイトで最新の営業状況を確認しましょう。

ランステに持っていくと快適な持ち物リスト

ランステを使うなら、最低限の持ち物を用意しておくと快適さが段違いです。多くの施設でタオルやシャワーは用意されていますが、着替えや小物は自分で持参するのが基本。忘れると走った後が残念なことになります。

✅ ランステ利用の持ち物チェックリスト
  • ☑ ランニングウェア・シューズ(レンタルがない施設が多い)
  • ☑ 着替え一式(下着・靴下も忘れずに)
  • ☐ 小さめのタオル(無料タオルが1枚のみの施設もある)
  • ☐ 現金(1回500円前後、現金のみの施設もある)
  • ☐ スマホ・鍵を入れる小型ポーチ

伏見・郊外のランステも選択肢|温浴施設と組み合わせる

中心部だけでなく、伏見の「力の湯」のように温浴施設に併設されたランステもあります。裏手に鴨川(宇治川水系)が流れ、荷物を預けて手ぶらで走り、走った後は大きな湯船で汗を流せるのが魅力。走った後にゆっくり温まりたい人には最高の選択肢です。

郊外型は駐車場があることが多く、車でアクセスする地方在住ランナーにも便利です。走る→入浴→休憩がワンストップで完結するので、週末のロング走後のリカバリーにも向いています。

一方、中心部の鴨川コースからは距離があるため、走るコースも施設周辺に限られます。「どこを走りたいか」を先に決め、それに合わせてランステを選ぶのが失敗しないコツです。

京都ランで失敗しないための注意点と季節・観光客対策

京都は走りやすい街ですが、観光地ならではの落とし穴と、盆地特有の気候リスクがあります。ここを押さえておかないと、せっかくのランが台無しになったり、思わぬケガにつながったりします。

【失敗談】観光地の砂利道と人混みで足首をひねりかけた

京都ランでありがちなのが、御苑の砂利や哲学の道の石畳など「不整地」でのつまずきです。景色に気を取られて足元がおろそかになり、砂利に足を取られたり、観光客をよけようとして段差で足首をひねりかけた、という失敗は少なくありません。舗装路と同じ感覚で飛ばすのは危険です。

対策は、不整地では意識的にペースを落とし、歩幅を小さくして接地を安定させること。観光客の多いエリアは「走らせてもらっている」意識で減速・徐行を徹底しましょう。人混みでのスピード練習は事故のもとなので、飛ばしたいなら人のいない鴨川上流や早朝を選ぶのが賢明です。

⚠️ 観光地を走るときのマナー
哲学の道・嵐山・御苑周辺は歩行者が主役です。歩行者の後ろから無言で追い抜く、人混みを縫って走るのはトラブルの原因。混雑時は走るのを控え、早朝や人の少ない区間に切り替えましょう。

夏の京都は盆地の蒸し暑さに要注意|時間帯と給水で守る

京都の夏は盆地特有の蒸し暑さで、日中の気温・湿度ともに高く、熱中症リスクが大きい環境です。真夏の日中ランは避け、日の出直後の早朝か、日が落ちた夜に走るのが基本。川沿いは市街地より体感が少し涼しいとはいえ、油断は禁物です。

給水は「喉が渇く前に」が鉄則。嵐山・桂川のように自販機の少ない区間では、ボトルやハイドレーションを携行しましょう。暑さでペースは平時より落ちて当然なので、夏はタイムを追わず「無事に走り切る」ことを優先してください。夏ランの具体的な対策は下の記事が参考になります。

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冬の底冷えと路面凍結|早朝ランは足元と防寒を万全に

京都の冬は「底冷え」と表現されるほど冷え込み、早朝は橋の上や日陰で路面が凍結することがあります。凍った河川敷や砂利道はスリップの危険が高く、転倒すると大ケガにつながります。冬の早朝は特に足元を確認しながら走りましょう。

防寒は「走り出して少し寒いくらい」がちょうどよく、走ると体温が上がるので着すぎは禁物です。ただしスタート直後と給水で止まる時に冷えるので、脱ぎ着できる薄手のウインドブレーカーや手袋・ネックウォーマーで調整するのが正解です。

日没が早い冬は、夕方スタートだとすぐ暗くなります。街灯の少ない鴨川河川敷や宝が池は、暗くなると足元が見えず危険。冬は明るい時間に走り終える計画を立てましょう。

まとめ|京都のランニングコースは「目的×時間帯」で選べば最高の街になる

🏃 この記事の結論

京都ランは初心者なら鴨川か京都御苑、ロング走なら嵐山・桂川が正解です。観光客と暑さを避ける早朝に走れば、京都は日本屈指の快適なランニング環境になります。

✅ 要点チェック
  • 川・御苑・山で選ぶ:目的別にコースの性格が分かれる
  • 王道は鴨川:信号なしで片道10km前後、距離自由
  • 御苑は一周約4km:皇居感覚で周回・時間管理しやすい
  • ロングは嵐山桂川:片道約20kmで30km走も可能
  • 早朝が正解:観光客と夏の暑さを避けられる

京都のランニングコースは、鴨川という王道の背骨を中心に、御苑・宝が池の周回、哲学の道の景色、嵐山・桂川のロング、そして山側のトレイルと、驚くほど選択肢が豊富です。信号に止められる市街地の印象とは裏腹に、少し場所を選ぶだけで日本屈指の走りやすい街に変わります。

大切なのは「目的」と「時間帯」で選ぶこと。完走目標なら鴨川か御苑で3〜5kmから、走力を伸ばしたいなら宝が池の周回や山側の起伏、フルマラソン練習なら嵐山・桂川のロング走。そして観光客と暑さを避ける早朝に走れば、快適さは段違いです。手ぶらで走りたい日は、鴨川沿いのランニングステーションを活用しましょう。

まずは次の休みの早朝、出町柳の賀茂大橋から鴨川に降りて、往復5kmを走ってみてください。川面を渡る風と静かな朝の京都を感じれば、きっと「また走りたい」と思えるはずです。そこから少しずつコースと距離を広げていけば、京都はあなたの最高のランニングフィールドになります。

※各コースの通行状況やランニングステーションの料金・営業時間は変動します。最新情報は各施設・京都市の公式サイトでご確認ください。

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この記事を書いた人

フルマラソン完走を目指して日々トレーニング中の市民ランナー。シューズ選びやトレーニングメニュー、大会レポートなど、走ることを楽しむすべての人に役立つ情報を発信しています。初心者ランナーの気持ちに寄り添った記事を心がけています。

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